今まで女性の薄毛専門美容師として様々なケースのお客様を見てきました。今までの知識が少しでも読んでいるあなたの役に立てばと思います。

『最近抜け毛が多い』『昔より地肌が透けて見えるようになってきた』『もっとトップにボリュームがほしい』そう思いながら鏡を見ている方多いのではないでしょうか。
今、日本人女性の10人1人が薄毛トラブルで悩んでいます。

びまん性脱毛症

今女性の薄毛で最も多い症状です。薄毛に悩む女性のほとんどがこの症状に当てはまります。

特徴
びまん性脱毛症の特徴はゆっくり広範囲に薄くなっていくことです。進行がゆるやかなので「気づいた頃にはすごく薄くなっていた、、」という方が多いです。徐々に毛穴から生える本数も減り、髪一本の太さもどんどん細くなっていきます。なのでヘアスタイルとしては一本一本に張りがないのでトップがペタンとなり生えてる本数も少なくなるので頭皮が透けて見えてしまいます。
原因
年齢によって少し異なりますが主な原因はストレス、偏った食生活、ダイエット、間違ったホームケア、カラー剤などでの頭皮ダメージ、睡眠不足、老化による女性ホルモンの乱れです。最近は10代、20代の方も過激なダイエットや間違ったシャンプーの仕方などが原因で薄毛に悩んでいるという相談も増えています。
40代~60代になると主な原因にプラスして更年期によるホルモンの乱れがあります。このときホルモンバランスの大きな変化に体がついていかずほとんどの方が40代以降に1度は薄毛で悩むことが多いです。
60代以降は老化による自然現象がほとんどなので現状維持することを心がけるホームケアが一番大切になります。

分娩後脱毛症

特徴
出産による女性特有の脱毛症。出産を終えすぐに大量に髪が抜け始め、一時的に髪が薄くなった、細くなったなどの症状が特徴です。今までの経験上、生え際が特に抜けるという方が多いです。ほとんどの方は出産後半年ほどから1年で改善にむかいます。
原因
出産前後にホルモンバランスが乱れることが原因です。しかしこの症状の怖いところがその後のストレスやヘアケア環境です!「髪が今まで経験したことないほど一気に抜けて薄くなった」「子育てへの不安や疲れ」「子供のことでいっぱいで睡眠、栄養がしっかりとれていないし髪もちゃんと洗えない。」とても大変な時期なのでこのような産後のストレスや頭皮へのケアがしっかりできないという理由でそのまま別の脱毛症を患い薄毛になってしまったり円形脱毛症になってしまう方もいます。抜け毛にびっくりするかもしれませんがなんでも相談し、ストレスをためず、正しいヘアケアを行えばしっかり髪は生えてきます。

牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)

特徴
文字通り、髪の毛を継続的に引っ張る事により毛根に負荷がかかりおこる脱毛症です。
原因
ポニーテールやひとつ結びや編みこみスタイルで、しっかり結んでいる方、エクステンションで毛根に負荷をかけている方は要注意です。ひっぱられている間は毛根がふんばっている状態にありますので時々へアースタイルを変えて休ませてあげるのが良いでしょう。

分け目を変えたり、ゆるふわまとめ髪など毛根に負担のかからない髪型もたくさんあるので、時にはスタイルチェンジを楽しみましょう!

円形脱毛症(えんけいだつもうしょう)

特徴
通称10円はげと言われているものです、円形、または楕円形の脱毛班ができ、境目が分かりやすいのが特徴です。また、かゆみや痛みなどの自覚症状はなく年齢や性別にも関係がありません。
円形脱毛症には次のようにいくつかの種類があります。
単発型ー円形脱毛症の中では最も多く1,2か所にコインサイズの脱毛がみられる。
多発型ー2か所以上の脱毛班があり何度も繰り返す。
蛇行型ー後頭部や側頭部の生え際にかけて蛇のように細長く脱毛する
全頭型ー多発型が進行し、いくつも重なり合い髪の毛がすべて抜け落ちる。
汎発型ー髪の毛でけではなく、まつ毛やすね毛など全身のあらゆる毛が抜け落ちる。
原因
昔からストレスをため込みすぎるとハゲができると言われていましたが、近年では自己免疫疾患と考えるのが主流になっています。ストレスは円形脱毛症を誘因する一つの要素ではありますが乳幼児の発症例があることから、(ストレスを感じにくいと考えられている為)直接的な原因ではないとされています。直接的な原因は、自己免疫システムが正常に働かなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまうことです。Tリンパ球が毛根を異物と間違えて攻撃してしまうために発症すると考えられており、その激しい攻撃により毛根が傷んで髪の毛が抜けてしまいます。

脂漏性脱毛症(しろうせいだつもうしょう)

特徴 頭皮があぶらっこい、赤みや痒みを伴う
原因 皮脂の過剰分泌や皮膚に住むカビの一種(マセラチア)の増殖、分解により発症する脂漏性皮膚炎による脱毛症。

粃糠性脱毛症(ひこうせいだつもうしょう)

特徴 大きな鱗の塊のようなフケ
原因 脂漏性皮膚炎→脂漏性脱毛症の延長上で発症します。